スピッツはずっと特別なバンドで、あんまり思い入れが強すぎたのでなかなかライブ行く決心がつかないバンドでもありました。
高校生の頃から今に至るまでほぼ人生のパートナーのような聴き方をしていたので、ここまで自分の生き方に引き寄せて聴いてるとさすがにちょっと現実のスピッツからは乖離していくよな、というのが大きかった。音楽って特に世界の中で自分ひとりのためだけに歌ってくれているような感覚を起こさせますよね。
リアルタイムで追っかけられていた時でもさざなみCDやとげまるのあたりはそんなに熱心に聴き込んでなくて、隼の頃のライブ行けてた人いいな~とかばっかり考えてました(わたしが聴き始めた高校生の頃はスーベニアが最新作でした)。いま思うとただの逆張り根性でしかなかった気はする。
他のアーティストなら普通にいいライブ観れれば十分なんですが、スピッツに関しては一分の隙もなくイメージ壊したくないレベルの存在だったので、生で見たいという欲求が起こることがほぼなかった。ライブバンドなことくらい当然知ってたしDVDも買ってたんだけど。
その結果およそ15年もの歳月が過ぎていたのだ…(僕はスピッツ結成と同じ1987年生まれです)。
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