2018年に触った二次元アイドルソシャゲ周辺、雑感


去年のはこちらの2つ

2017年に触ったアイドルソシャゲ周辺(1)ありステ、リステップ、スクメロ、レジェンヌ | 092746

2017年に触ったアイドルソシャゲ周辺(2)アイドル事変、カミオシ、ナナシス、アイコネ、チアフルーツの音ゲー、その他 | 092746

 

去年書いたのでまあ今年も書いとくか、くらいの気持ちで書き始めてこれ誰が読むんだ?みたいな気分になってきましたがとにかく書きました。あくまでも個人の感想です。

さて、16年、17年と本当に増え続けたリズムゲーム型のスマホゲームもついに頭打ちになった感があります。今年は新作はほとんど増えず、やはりというか終了タイトルが目立ちました。今年スタートで目立ったのはときドルくらいでしょうか。この記事書いてる途中でときドルのサービス終了発表されました。

 

Re:ステージ!

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今年最も印象深いのは、と聞かれたらやっぱりリステです。下記の記事にだいたいのこと書いたのでこれで終わりにしたい。

livedoor.hatenadiary.com

 

リステは天下のフジサンケイグループの資金力で思い切ってアニメ化してくれるのが一番手っ取り早く魅力伝わりそうだな~と思っていたので、踏み切ってくれたのは本当に嬉しい限りです。実際問題結構無理して通してくれた部分もあるんじゃないかと思います。

 

さて、高尾山を実装したその後のリステップですが、1章使って奈良に行くだけの話(奈良公園の鹿の背景付き)をしたり、譜面メーカーという独創的すぎる機能を実装したりと相変わらず独自路線です。

この手のアプリゲーやる人ならなんとなくわかって頂けるかと思うんですが、リステップは投げやりな運営かやる気ある運営かで言えば基本的に後者です。方向性が毎回おかしいだけで

youtu.be

 

スクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズ~

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スクストのスピンオフ作品。通称スクメロ。2017年7月13日サービス開始、2018年9月13日サービス終了。

個人的には今年の終了作で最も惜しいと感じているタイトルです。

ゲームキャストさんが素晴らしい記事を書いておられますので、こちらを読んでいただくのがよろしいかと思われます。

www.gamecast-blog.com

 

アプリの作りはそれなりにちゃんとしてましたが、やっぱりちょっと厳しいな、思うところも多かった。箇条書きにすると

音ゲー部分は結構好きだった。レスポンスもいいし主要オプションもほぼ完備

・曲はきわめて良かった。個人的には2017年はリステとスクメロがツートップ。

・ライブパートのモーションは凄いけど3Dモデルはいまいちかわいくない

本家スクストの超高速ロードに比べて地獄のようなロード時間の長さ

なんというか良くない点がいちいちスクストユーザーの神経逆撫でにしてた印象が強いです。特にロード時間の長さは凄かった。10連ガチャ引くのにこれほど時間かかったソシャゲはいまだ他に知らない。

あと運営もやっぱり投げやりだった。公式Twitterがろくに更新されなくて、声優さんが個人のアカウントで自主的に情報まとめてたのも思い出深い。

 

コンテンツの方もだいぶ厳しいものがありました。というかはっきり言ってこのコンテンツの語るべき点は1つしかありません。スクメロに投入された新チーム、アプリコット・レグルスです。

人気タイトルのスピンオフで新キャラ入れてそっちがメイン、しかも声優は全員ほぼ無名の新人で2.5次元的なアイドル活動もやるという、もう企画段階で地雷踏んでるとしか思えないやり口で、残念ながらというかスタート以前の段階で躓いてた気がします。

当然のように声の演技はだいたい厳しかった。それとなぜかボイスの音質が異常に悪かった。

 

しかし、スクメロの光る点もやはりレグルスだったと思います

演じた5人はほぼノーキャリアの新人声優や、avex所属のアイドル、ガールズグループからの抜擢でしたが、全員レグルスの活動に熱意を持って取り組んでくれていたと思います。個人的には真央役のジェナさんが「声優になるのが夢だった」と何度も書いていたのが印象に残っています。

2ndアルバム付属のDVD/Blu-rayに収められているアンフィシアター無銭ライブでは、最初期からは見違えるほどの練度の高まりと、これからの未来が期待できるパフォーマンスを見ることができます。

特に後半衣装替えしてから(この衣装もスタイリッシュで華やかで本当に良い)は、緊張と硬さが取れて生き生きしたステージが素晴らしい。観るたびにこのユニットがもう既に存在しないという事実がに胸が痛くなる…

 

まあ2次元方面の展開はスカスカで3次の方でアイドルやってれば稼げるってのもあんまり良くはないよねとは思うんですが、逆境で健気に頑張ってる人に肩入れしたくなるのもやっぱり人間の自然な心理ですよね。

スクメロは特にレグルスで初めて2.5次元的なアイドル活動の追っかけをやったって人を多く見かけた気がします。

 

スクメロはアプリが保存版としてオフラインでも遊べるように残され、楽曲もすべてCD化されました。また、サービス終了後の10月24日にはレグルスのラストライブも行われました。この手のものにしては最大限のやれるだけのことはやってくれたと思います。(関係者も長くはないの予感してたんだろうなって気もしますが…。 )

スクメロで声優としてのキャリアをスタートした一人、鷲見友美ジェナさんは、たつき監督の新作『ケムリクサ』への出演が発表されています。

 

www.youtube.com

 

レジェンヌ

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宝塚をモチーフにした異色のソシャゲ。声優陣に元タカラジェンヌを含む。2017年8月31日サービス開始、2018年6月25日サービス終了。サービス終了後もライブを中心に活動継続中

ソシャゲがサービス終了した後も別の形で活動続ける、という流れは最近少し現れてきましたが、レジェンヌは特に頑張って続けようとしている印象を受けます。

 

レジェンヌはサービス終了後の6月30日に「Restart」を掲げて2ndライブが開催されました。うまいこと日程があったので参加できましたが、これがほんとに良かった。あんまり良かったのでライブの翌日ルノアールにこもって急いで書いたブログがあります。

[ライブ]「レジェンヌ SECOND LIVE -Restart-」 簡易レポ | 092746 

このコンテンツは全員めちゃくちゃ歌上手いので単に歌唱だけでもそれなりの見応えになると思うんですが、「コンテンツのライブをやる」という気概が感じられました。会場は小規模なライブハウスでしたが、セットリストの組み方やスクリーンを使った映像演出、ゲームのノベルゲームパートを使用した寸劇など工夫が凝らされていました。

 

さて、レジェンヌは非常に個性的なゲームでした。

二次元コンテンツに宝塚を導入するという独創的なコンセプト、元タカラジェンヌと歌える新人声優を起用した全員上手すぎる歌、横スクロールアクション音ゲーという他に類を見ないリズムゲーム、ビースターという半人半獣の存在をクロースアップしたストーリーと、どれをとっても尖っていました。

しかし、ライブでプロデューサーの平田さんが仰っていたように、そのどれもが尖りすぎていた結果、いまいち各要素が調和しなかった印象もあります。

 

そうした中でもやっぱり突出していたのは音楽面です。今後はここを中心に継続していくと見ることができるでしょう。

象徴的なのはサービス終了後にわざわざ新しく描き直されたキャラクターの新衣装です。旧デザインではアクションのために動きやすい服だったのが、新デザインでは歌姫のようなドレスや装飾的な衣装に描き直されました。きわめてかわいい。

  

その後2回のライブが行われた後は目立った活動は止まっていますが、平田プロデューサーが会社を設立していたりと水面下ではまだ動いていることを感じさせてくれています。

  

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アイドルコネクト


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伝説のアイドルソシャゲ(私見)。2016年8月16日サービス開始、2016年11月30日サービス終了。

上記のサービス提供期間書いてて改めてびびりましたが断続的に2年続いてる(俺の中ではちゃんと続いているぞ)のに本当に3ヶ月半しかやっていない。残りの20ヶ月っていったいなんなんでしょうね。

 

さて、2016年奇跡の3ヶ月半終了、2017年リリイベで奇跡的に復活告知と執念で続いてきたアイコネですが、2018年もありがたいことにちゃんと動きありました。

まずなんといってもノベルアプリ配信です。生前のソシャゲに収録されていたシナリオすべてがフルボイスで再収録、さらに未収録だったストーリーの続きの一部も入っています。みなさんご存知ですか?私普段から延々とTwitterで「アイコネ」でサーチしてると結構ヒットするのでどれくらい周知されているのかいまだ不安なんですが…

 

アイコネはとにかくファンがしぶとい(通称アイコネゾンビ)んですが、そのしぶとさが何に拠るかというと、やはりキャラクターとストーリーのが魅力的だったからだと思います。個人的にもキャラの個性やテキスト面の練り込みの深さはいまだになかなかない水準だったと思います。9人みんな大好きだぞ。

とにもかくにも何かしら動きがあるだけでありがたいです。CDも近いうちに再販される予定みたいですし。

アイドルコネクトADV Vol.01

アイドルコネクトADV Vol.01

  • クリエイティブフロンティア株式会社
  • ゲーム
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play.google.com

 

Vtuber空子…?なんだそれは…?

 

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Tokyo 7th シスターズ

 

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ちゃんと咲く花もあるというか、本当によくここまで来てくれたと思います。本当に思い入れが深い作品なので客観的に見れてない面もあるでしょうが、信じていて良かったと心から思ってます。

昨年末の大型アップデートでそれなりに新規ファンを獲得できて目に見えてイベントの参加人数が上がりました。今年の4thライブではチケットがプラチナ価格になりました。

総監督茂木からのメッセージのようなメモリアルソング・MELODY IN THE POCKETがリリースされ、明確に一つの区切りが打たれたと思います。

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ときめきアイドル 

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なんとこのエントリ書いてる最中に終了発表されました。 

これだからアイドルソシャゲ追っかけるのはやめられねえよ、まったく。最初はスルーするつもりでしたが終わってしまったので思い出書こうと思います。

リステと三ツ星カラーズ声優の日岡なつみさんが気になってきていたので、他になんか出てるアイドルものないかな、と思って探していたところに浮上してきたのがときドルでした。

その時(夏頃)にイベント1回走りましたが既に参加人数4桁で雲行きは怪しかったんですが、まさか1年で終わるとは思わなかった。

というのもときドルは普通に面白かったからです。はっきり言ってこれまでに挙げてきたやつはだいたいちょっと触ってると行く末が察せるタイプのやつだったんですけど、ときドルは普通に遊べるソシャゲでした。曲も悪くない、3Dも高クオリティ、アプリの動作の軽いし会社はコナミと、デレステとかと比べても劣ってる点はないように見えました。

でも終わる。実際もう少しテコ入れすれば人気出る可能性もある気がするんですが。結局ここ数年の流れはこの手のアプリ手間の割に商売にならないで終わるのかもしれない。

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青空アンダーガールズ

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あおガルも長いよな、と思ったら先日終了が発表されました。そっか…。

ちなみにこれもオフラインアプリ化が発表されています。

これもゲームキャストさんに素晴らしい記事があるのでこっち読んでもらえればだいたいの部分わかると思います。

www.gamecast-blog.com

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さて、個人的な印象としては意味のわからない技術力スマホゲーでした。

この辺のアイドルソシャゲ手当たり次第にやってると「3Dモデルを踊らせることに関してはバンナムに敵うところはない」というのがなんとなくわかってくるんですが、その中で数少ない(あるいは唯一の)例外があおガルでした。

特に今年になってから実装された26人ライブに関してはスマートフォンで動いていること自体にちょっと引くレベルです。

 

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総括

特に…ないぜ!

ジル・ドゥルーズ/サミュエル・ベケット『消尽したもの』

 

消尽したもの

消尽したもの

 

 

ドゥルーズは結構長く読んでいて、自分の中ではいまだに「レトリックで適当言ってるだけじゃねえの」と「いや鋭いことを言っている気がする」の両方を行ったり来たりしているような、そんな感じの人です。

そんな感じの人の中でここ数年よく読んでいるのが、このベケット論です。訳者解説含めても100ページちょいで読みやすい。(晩年の体力なくなって不親切なドゥルーズが書いているので、彼の哲学知らん人には逆に読みにくいかも疑惑もありますが。)

 

ベケットの本としても面白いと思います。テレビ用のシナリオが4本収録されています。

まずなんといってもベケットなのに短い。いずれも十数ページくらい。しかも詩とは違ってそれなりに物語的な筋が存在している(ベケットにしてはですが)。モロイとか読む労力の千分の一くらいの根気で済みます。専門の人には怒られそうですが。

そしてどれもその短さにも関わらず、ベケット文学の世界観も十全に表現されています。特に「雲のように」「夜と夢」は詩的で美しい。

 

消尽(エピュイゼ)

ベケットを論ずるにあたり、ドゥルーズはまず、消尽(エピュイゼ)という概念を提出します。この「Épuisé」という単語は「井戸の水を尽きさせる」を語源とし、「~を使い果たす」 みたいな意味、とのこと。

 

だいたいの哲学の議論がそうであるように、ドゥルーズはまず対立概念を立てることでこの概念を定義します。消尽に対立するもの、それは疲労です。

消尽したもの、それは疲労したものよりずっと遠くにいる。

疲労したものは、ただ実現ということを尽くしたしまったのにすぎないが、一方、消尽したものは可能なことのすべてを尽くしてしまう。

常識的な話として、人間は疲れます。

ドゥルーズによれば、人が疲れるのは、何かを成し遂げ、可能性を実現していくからです。「外出するために靴を履く。家にいるためにスリッパを履く」。

ある目的があり、その目的のために計画を立て、手段を選択する。そして人は体力を使い、疲労します。特に何も不思議はない、普通の人の普通の生活です。

 

しかし、消尽はこれと異なっています。ドゥルーズによると、消尽とは可能性のすべてを汲み尽くしてしまうことです。

消尽することは、これとまったく別である。あらゆる選択の順序や目的の組織化、あらゆる意味作用を放棄するという条件で、われわれは一つの状況の変数の総体を組み合わせる。それはもはや外出するためでも、家にとどまるためでもなく、昼も夜も何の役にも経たない。何かを成し遂げはしても、もはや何も実現しない。靴をはいて家の中におり、スリッパで外に出る。だからといって無差別や、いわゆる矛盾概念の統合などという代物に陥るわけではない。しかも受け身ではなく活発に動くのだが、それは何のためでもない。われわれは何かに疲労したのだが、消尽したのは何のせいでもないのだ。

ベケットの世界の住人たちはみな、疲労の領域を超えておのれの可能性を使い果たしてしまった人々です。彼らはもはや何も実現することがありません。様々な行動を起こしたとしても、それは目的を持たず、目標を実現することはありません。

ドゥルーズは、ベケットのテキストの中で、可能性を消尽する表現の1つに、『モロイ』の有名な一節を引用しています。「真夜中だった。雨が窓ガラスを打っている。真夜中ではなかった。雨は降っていなかった。」

 

ドゥルーズはまた、を「起源的なもの、すなわちあらゆる可能性の総体」と定義しています(たぶんスピノザの神が参照されているんだと思います)。

よく言われるように、ベケットの世界には神がいません。いつまで待ってもゴドー=Godは来ることがありません。先の定義に当てはめると、それはすなわち、世界から可能性が枯渇している事態を意味します。

このためにベケットの世界の人びとは、不条理な行動を繰り返します。世界から神=可能性が消え去っている以上、意味や目的に適った合理的な行動が取られることはないためです。

 

不眠

消尽にはまた、不眠が属しています。

常識的な話として、疲れた人間は寝ます。彼は布団に入って寝て翌朝また起きることで再び体力を回復し、可能性の世界へ戻っていくでしょう。

しかし、消尽したものは眠ることがありません。なぜなら、疲労の彼方で可能性そのものと訣別してしまった彼は、もはや可能性を回復することはないからです。

ドゥルーズは文中でごく短くですが、不眠の夜のうちにハイデガー的な存在の開かれの契機を見出したモーリス・ブランショに触れています。「眠りは夜を裏切る(『文学空間』)」。

 

「‥‥‥雲のように‥‥‥」「夜と夢」

後期のベケット作品がそうであるように、この2作品も具体的な地名や時代も設定されておらず、そもそも現世の出来事なのか、登場人物たちが生きているのが死んでいるのかすらよく把握できません。

「‥‥‥雲のように‥‥‥」

毎夜祈りを捧げる男が主人公です。彼は日が昇ると外に出て通りを歩き回り、日が落ちると家に帰り、夜通し祈りを捧げ、日が昇ると再び外に出る、と自ら語ります。

彼は夜を徹して自らの小さな聖域で祈りを捧げ、ある女性の現れを待ち続けます。

映像では過ぎ去る女性の顔が映され、音声では極限まで幽かなイメージを暗示するイェイツの詩が引用されます。詩的で美しい小品。

「夜と夢」

夕暮れの光が差し込む小部屋で、テーブルに座っている男が夢を見る話。話というほどの筋はないですが。

ドゥルーズは「夜と夢」の主人公を指し、彼は不眠症だ、と言います。

人はしばしば、白昼夢や覚めたまま見る夢と、睡眠中の夢を区別することだけで満足する。しかしそれは疲労と休息の問題にすぎない。こうして人は第三のおそらく最も重要な状態をとらえそこなうのだ。それは不眠(これだけが夜にふさわしい)と、不眠の夢(それは消尽にかかわる)である。消尽したもの、それは眼を見開くものである。われわれは眠りながら夢をみていたが、いまは不眠のかたわらで夢をみる。

実際のシナリオを読むとこの解釈はちょっとどうかな、と思うところもあるんですが、ドゥルーズがこの本に収録した4つのシナリオの最後に位置づけているのがこの作品です。

 

夢の中でもテーブルに座って夢を見ている男は、顔の見えない天上から2本の両手を差し伸べられます。2本の手は盃で男の喉を潤し、額の汗を拭う。

彼もまた顔を上げ、みずからの腕を上に伸ばすと、その右手に天上からの手もそっと重ねられる。やがて夢が終わる。

夢の前後に、シューベルトの歌曲「夜と夢」の末尾が歌われます。「甘い夢よ戻れ」。

www.youtube.com

 

2015→2018→2034、ナナシスの黄色い光

僕がTokyo 7th シスターズを始めたのは2015年9月だった。

もう3年になる。最初期から追っている人が多いこのコンテンツでは、古参と呼べるようなもんでもないだろう。

しかし、3年という月日は、やはり長い。

 


 

2015年の初め頃から、声優が歌う音楽をよく聴くようになった。触れたことのない世界で掘る楽しみも大きかった。久しぶりに音楽を聴くのが楽しかった。

そんな中で偶然見つけたのがナナシスだった。TLに流れてきたハジマライブのプレビュー動画に興味を引かれ、ゲームをインストールした。初めてまともに触ったソシャゲもナナシスだった。

Perfumeを思わせるようなエレクトロポップの音楽性は好みに合っていたし、楽曲の質も明らかに他と違っていた。

そして歌詞が良かった。閉じた内輪に向けて歌っているような感じがなく、普通に地に足をつけて生きている人間に向けて歌っているような、あるいは生活に寄り添うような、開けた風通しの良さがあった。高校生の頃に聴いてきたスピッツなんかを彷彿とさせた(ミスチル派ではなかった)。

 

ゲームとしてのナナシスははっきり言って非常にとっつきにくかった。音ゲーがまだ2レーンだったのはゲーム離れしていた人間には良かったが、その他といえばスカウトは連打ゲーで、動作は不安定で、ガチャは回しにくく、スタミナはすぐ切れ、育成は地獄で、ネットの攻略情報もろくにまとまっていなかった。これほど手さぐり状態でソシャゲをやったのは後にも先にもナナシスだけだ。

それでも「曲だけ聴くのは義に反する」的な義務感だけで黙々とやった。粛々とレベルを上げて楽曲を開放し、エピソードを読み進めた。Cocoro Magicalを開放した時の新鮮な感動は今でも覚えている。同時期に始めたTwitterのフォロワーの協力もあってエピソード4Uを読了した頃には、このコンテンツに音楽面以外の期待も持ち始めていた。たしかこのあたりで課金も始めた。

 

当時ゲーム内でよく使っていたのが、通常ガチャと補助チケで奇跡的にGSに覚醒できた夏祭りレナのカードで(CP15・ATK4000超で当時はかなり強い方だった)、今思うとあれも縁だったのかもしれない。

エピソードキーが実装される前のEP1.5の開放手順は本当に渋くて、全員分の読了までにはかなり時間がかかった覚えがある。ナナシスのシナリオは褒められることが多いけれど、個人的には1.0はキャラクター紹介的に見えてしまってあまりピンと来なかった。どちらかというと1.5以降が好きで、レナのEP1.5「シックスティーン・アゲイン」は特に好きなエピソードの1つだった。

 


 

試行錯誤をしながらゲームを進めている時に、初めてのナナスタシスターズからのデビューが発表された。

ユニット名はLe☆S☆Ca。メンバーはキョーコ、ホノカ、レナ。

777とセブンス、ライバルの他はサブキャラ扱いだろうと考えていた当時の自分には(大多数がそうだったと思うが)、結構な驚きだったのを覚えている。実際に運営にとっても777の12人以外をデビューさせるのは、たぶん当初からの既定路線ではなかったと思う。

 

デビュー曲のYELLOW。カップリングのBehind Moon。共に既存のユニットに勝るとも劣らない作り込みだった。

Behind Moonを初めてフルで聴いた時の鮮烈さは今でも忘れられない。美しいイントロのリフ、3人の声が綺麗に出ている高めの歌、「旅を終えた友だちに貰ったミントティーは冬の香りがした」。

爽やか微炭酸系青春ユニットという王道のコンセプトも良かった。

同時にリリースされたSnow in"I love you"と相まって、ナナシスの音楽への信頼はここで絶対的なものになった。

 

2016年の年明け頃になると、TLのプレイヤーも若干増えた。今振り返るとよくあんなもん4人も5人もやってたよなと思うが。

最初に2枚取りできたのはSnow inジャケのスースが報酬だったイベントで、これで最初で最後だろうと思っていたが、その後も律儀にイベントを走り続けることになった。エピソード2.5に合わせて開催された報酬レナのバトライブは真面目に走って3枚取りした。

そして茂木さんが金髪になり、SEVENTH HAVENがドロップされ、 2ndライブが発表された。当然のようにLe☆S☆Caの出演もあった。

 


 

2016年8月21日。ナナシスの2ndライブ「t7s 2nd Anniversary Live 16'→30'→34' -INTO THE 2ND GEAR-」。

何度も繰り返し見てきたハジマライブを遙かに越えたスケール、3時間を超え全曲を歌うステージは圧倒的だった。

SEVENTH HAVENを引っ提げてこのライブのカラーを決定的にしたセブンスシスターズ、秋奈さんの憑依性が全開になったKARAKURI、初めてフルメンバーが揃った4U、12人がバトンを繋ぎ青空のモチーフが決定的になった777☆SISTERS。そしてLe☆S☆Caがデビューした。

レスカのファーストステージは、ところどころは拙くても瑞々しさでいっぱいだった。ゲームの小ネタを引用したYELLOWの「跳ぶよ!」は本当に最高だったし、Behind Moonの振り付けも良かった(後にYELLOWの台詞はキャスト側からの提案で本番が迫ったタイミングで入れられたことが明かされている)。

「そうか、あの子はこんなふうに歌うんだ」という二次元アイドルのライブ特有の魅力に溢れていた。

個人的な話になるが、僕はナナシス2ndが初めて現地で見た二次元アイドルコンテンツのライブで、客席がサイリウムの黄色に染まったのがこの上なく綺麗に見えた。この場所に居合わせられたことをとても幸福に思った。

3人ともSNSをやっていなかったので、終演後は唯一ブログを持っていた吉井さんのブログを読み、コメントを残した。あと当時まだブレイク前だった藤田茜さんにやられてるオタクも目立った。

 

2ndの後に茂木さんが受けたインタビューでLe☆S☆Caに対する言及がある(コンプティーク2016年11月号)。もうそろそろいいかなと思うので引用させてもらうと、以下のように語られている。

「PRIZM♪RIZM」から始まる1stシングルの(…)メドレーがあの位置にあった意味としては、Le☆S☆Caという新米ユニットに「私たち先輩がもう1回見せてあげる」というのもあったんです。Le☆S☆Caが先輩たちに包まれている感じですね。

Le☆S☆Caはそもそものコンセプトが「青春」なのでいろいろと不完全でいいんですよ。いろんな意味で完璧性は求めていなくて、むしろ彼女たちのありのままを見せてほしかったので、練習中もあえて厳しいことは言いませんでした。むしろ自分たちでどれだけやってくるか、どう苦悩するかというほうがよっぽど大事で、ライブ後は他ユニットと比べて後悔した部分もあったのではないかと思いますが、それで次回さらに成長してくれればいいなと思っています。 

Le☆S☆Caは777の12人の後輩であり、未完成のユニットだった。

 


 

2.5についても書いておきたい。

 

2016年後半、トワイライトとタンポポの発表は結構サプライズだったと思う。たしか4Uの新曲(後のLucky☆Lucky)のみが予告されていた。

この年のナナシスはQoPがデビューし、金髪になった茂木さんの気分を反映してか、かなりソリッドで攻撃的な色合いに傾いていた。率直に言うと、2ndライブ後の燃え尽きもあって結構気持ちが離れつつあった。

しかし、新曲トワイライトは完璧だった。僕をナナシスに繋ぎ止めるのに大きな役割を果たしてくれたと言ってもいい。供給ペースがゆっくりなのでドラマトラックも嬉しかった。また温泉に行ってるのに和んだ。

 

そして2017年1月、ナナシス初の大阪でのライブ、「t7s LIVE -INTO THE 2ND GEAR 2.5-」が開催される。

レスカのキャストお三方にとって、このライブは相当大変だったんじゃないだろうか。たしかライブ前のLINE LIVEでも、777の誰かが「レスカは新曲2つもあるから大変」と言っていた記憶がある。

 2.5での大きな変化として、ボーカルの音源被せがなくなった。今から振り返ると3rdでバンドを含めた生音に踏み切る助走だったのだろうが、当時はかなり驚いた記憶がある。 

 

そんな環境で、Le☆S☆Caは持ち曲の4曲すべてを歌った。2ndから半年も経たないうちに新曲2つ追加、誤魔化しの効かないボーカルは相当な労力だったと思う。特にトワイライトはかなり複雑なダンスだった。

実際、生のボーカルはかなり危なっかしさを感じさせるところも多かった。特に植田ひかるさんは本当に頑張ってたと思う。

でも楽しかった。凄く良かった。良かったという言葉が自然に出てくるステージだった。

生のボーカルは完成度という面では代償があったかもしれないけれど、ライブで生まれた現実的な揺らぎが、ナナシスとキャラクターに新しい広がりを生んでいた気がした。

2.5のレスカで今でも目に焼き付いているのが、藤田茜さんがタンポポのソロパートですごく強く声を張って歌っていたところだ。後にラジオで「がなるように歌っちゃって」みたいなことを仰っておられたと思うが、ライブだけでしか起こらない生々しさが本当に良かったと思う。タンポポのコールアンドレスポンスができたのも嬉しかった。

 

アンコールでは777☆SISTERSと一緒にLe☆S☆Caもバトン渡しにも参加した。その光景が嬉しかった。

 


 

そして4thライブがあった。

ナナシス売れたな、と思った。今までも勢いはあったが、明らかにまた一段上の階段を登った。幕張でチケットが先行で売り切れ、譲渡が出回ることはほぼなかった。

自分も1日目だけしか見れなかった。でも十分だった。

Le☆S☆Caが、間違いなくナナシスの4thライブで一番輝いていた。

 

ボーカルはより硬質になったバンドアレンジにも負けずに響いていた。久しぶりに見たトワイライトも完璧に仕上げていた。3rdでもまだ3人揃わなかった振りも完璧だった。安易な物語にしてはいけないと思うが、吉井さんも植田さんも藤田さんもかなりレッスン量増やしてくれたんじゃないかと思う。  

そしてあの挨拶。3曲を歌い終えてからのここで解散するのではないかと思うほどの雰囲気。正確ではないと思うが、覚えている言葉は1つしかない。「ライブに出るの5回目なんだ」。そうしてYELLOWが始まった。

スタンドから見ていたが、広い幕張メッセは一面の黄色に染まっていた。気のせいかもしれないが、今まで一番濃い黄色に見えた。

その頭上で放たれたメッセージは、「今日は私たちの黄色い光を持って帰って」だった。

そんなわたしたちを包むわ

街を染めてくYELLOW

明日も明後日も 変わらない色で

吉井さんも2ndの時のブログで書いているが、Le☆S☆Caの黄色はファンから贈られるのものだと解釈されることが多かったと思う。

でももう違った。5回のライブを経たレスカは光を届ける側だった。それに見合うだけの力があった。

大所帯になったナナシスでのポジションも変わった。3rdでもメモリアルでもセブンスや777が場を暖めた後の序盤で歌っていたのに比べ、4thでは初日は中盤で、2日目ではかなり後ろの方で歌ったみたいだ。聞くところによると2日目の方がこみ上げるものが大きかったらしい。きっと良かったんだろうな。見なくたってわかるよ。 

 

4thはこれまでのナナシスライブの集大成と言ってもいいようなライブだった。これまではライブ1つごとに新しい試みが取り入れられてきた印象があったが、出演したユニットすべてが完成形に到達したと言ってもいいほどの熱量だった。駆け出しのコンテンツからメジャーへの階段に足をかけるようになった成熟を感じた。

 

みんな良かったはずなのに、ライブの後に思い出すのはレスカのことばかりだった。「5回目」と「私たちの黄色い光」がずっと頭の中でリフレインしていた。

熱心に推してきたなんて言うつもりはない。他の人に負けないだけの愛があるとも言えない。

しかし、やはりレスカの5回は僕にとっての5回でもあった。その言葉はナナシスに出会ってからの3年間を振り返らせるのに十分だった。

レスカの言葉が自分の中に一旦のピリオドを打ってくれたみたいな感じだった。次の大型ライブは休むかな、とも思った。

 

2.5のパンフレットに載っているインタビューに、こんな会話がある。

藤田 でも、これからデビューするユニットの方が助走が長いんだよね。

吉井 『Le☆S☆Ca』は序の口?

藤田 たぶん。だから、これから長い助走は『Le☆S☆Ca』だけじゃなく、ほかのキャラクターにも当てはまるんだよ。

吉井 確かに、「ナナスタ」にはほかにもたくさんキャラクターがいるのに、『Le☆S☆Ca』が早くデビューできたのは本当に嬉しいよね。

植田 うんうん!

吉井 『Le☆S☆Ca』がデビューしたから、まだユニットデビューしてないキャラクターのファンの方も期待が持てるって言ってましたよ。

植田 そうだよね!瀬戸ファーブちゃんたちもユニットデビューしたしね!

藤田 そうそう、『QoP(The QUEEN of PURPLE])』ね!

植田 これからどんどん『ナナシス』の輪が大きくなるから、私たちもこれから頑張らないといけないね。

吉井 ライブの回数が増えるごとに先輩になっていく‥‥‥!

藤田 そうだね。次のライブも「『Le☆S☆Ca』良かったよ!」って言ってもらえるように頑張ろう!

この言葉の通り、Le☆S☆Caはすっかり先輩になった。もう777☆SISTERSに守られて歌うユニットじゃない。レジェンドにだって負けない。いや、大げさじゃない、4thはセブンスよりレスカの方が絶対良かった。ほんとだって。

 


 

4thが終わり、自分の中でナナシスに区切りがついたな、と思った。とりあえず次のライブは休む気がするけど、オタクの言うことだからまあ信用ならんな、しれっと行ってるビジョンも普通に見える。

 

何にしても、あの3人が導いてくれるだろう。

90年代の怪盤・安達祐実『Viva!America』がサブスクで配信されていますという話

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かつて2000年代前半、個人音楽レビューサイトという文化がありました。当然今でも個人で音楽レビューやってる人などいくらでもいるのですが、いわゆるブログ以前の個人サイトの時代を指すためとりあえずこう呼んでおきます。

今となっては当時のみんながどうやって辿り着いていたのはまったく謎に包まれていますが、Twitterのタイムラインで話題を振ると少なくない反応が返ってくることから確実にある種のタイプの人間は通過してきた共通体験なんだと思います。

 

その中でも特に存在感があったと思われるサイトの1つが『J-POP CRAZY」(現在閉鎖済み)。古き良きテキストサイトといった感じの非常に読ませる文章を書かれるサイトでした。

J-POP CRAZY 跡地Internet Archive

 

そして、このサイトのレビューされていた作品で私が特に印象に残っているのが、この記事の本題である安達祐実『Viva!America』というアルバムです。以下引用

  祝・安達祐実結婚!(棒読みで)というわけで、幼くして同情するなら金をよこせ、と某むねおばりにど迫力の 恫喝を繰り出し、ぼくらバブル世代のメモリーにトラウマとして永遠に刻み込まれることになった脅威の子役であるところの 彼女が結婚ということで、時の移ろいと無常を実感せずにはいられません。しかも流行のできちゃった婚ということはつまり ・・・・・・FUCK!ということで、結婚を祝い、そんな彼女が できるだけ封印したいであろう、歌手としての作品をレビューしちゃうぞ(全然祝ってない)。 

  さて、彼女がアムラー全盛期の96年にリリースした本作「Viva!AMERICA」。 タイトルからしてやっちまった臭漂いますが、実は当時中学3年生にして3rdアルバムです。恐るべし。 誰が買っていたんだ。ジャケットやブックレット内の安達祐実の容姿が、ほとんど現在と変わらないことに戦慄しつつ クレジットに目をやると、元ピチカートの高浪敬太郎大槻ケンヂ広瀬香美西脇唯にプリプリ中山加奈子かの香織朝本浩文カーネーションの直枝政太郎&矢部浩志、 更には嘉門達夫ムッシュかまやつ、そしてサニーデイサービス全員など、ほぼ統一感のない豪華メンバーが並び、 いかに当時の彼女が巨大な権力を握っていたかが窺えます。白いものも安達祐実が黒だといえば黒という時代でしたからね(嘘)。 

  さて肝心の中身ですが、 基本路線はユルい古きよきアメリカンポップロックという感じで悪くない。 ほとんどの曲が生音主体のバンドアレンジで、夏向きの良質ポップアルバムといった趣きの仕上がり。 やっつけでなく、ちゃんと作ってある感じで、いかに当時の彼女が巨大な権力(略)しかし、主役であるところの安達さんのボーカルが、なんというか、 非常にこう、全編通してデモリッショナルなのだった。まるで天から注ぐ裁きの光のごとく、大人達が設えたバックトラックを 全て破壊。ドラマでは感情揺さぶる迫真の演技を披露していた安達さんですが、歌はどうしてこんなに棒読みなんでしょうか!? 

  というわけで、曲ごとのコメントは不可。壮大な管弦をバックに安達さんが棒読みで歌い上げたかと思ったら突如 マシンガントークが挿入される「サクセス」のようなサプライズな珍曲もあるが、 この曲のギターがどうとか、アレンジがどうとかメロディがどうとか 語る余地を安達さんボーカルが全く与えない。そんな常に主役を主張するナチュラルボーン・アクトレス安達祐実の 存在感をひしひしと感じるほかないアルバムなのだった。 しかし、「ホームタウン」で3人揃ってバッキングを勤めているサニーデイの3人はどういう経緯で参加したんだろ・・・。 (記・05.10.1)

https://web.archive.org/web/20070129023842fw_/http://www.h6.dion.ne.jp:80/~jpop/music/other1.html

この凄まじい作曲陣を揃えているにも関わらずこの評価です。私は当時ブックオフ特価品コーナーで確保しましたがほんとうに衝撃を受けました。

 

さて前置きが長くなりましたが、そんなアルバムが現在SpotifyApple Music等のストリーミング配信で聴くことができます。AmazonのPrime Musicにもあったのでプライム会員に入ってる人も聴けます。私はこれを発見した時ストリーミングサービス最大の功績とまで思いました。

  

曲目 

内容の方は前記の素晴らしいレビューで言い尽くされているのでもう終わってもいいかと思いましたがせっかくなのでクレジットと個人的な雑感だけ書き残しておきます。

1.Introduction~The Star-Spangled Banner
作詞:Francis Scott Key 作曲:John Staffored Smith 編曲:白井良明

ムーンライダーズのギタリスト・白井良明のアレンジによるアメリカ国歌のカバー。
衝撃的な棒読み。

2.ちょっと来ちゃったアメリカよ!
作詞:大槻ケンヂ 作曲・編曲 朝本浩文

オーケンが30分で書き上げたような歌詞と、名プロデューサー朝本浩文による良質のポップス(歌はひどい)。

そもそもなぜこのアルバムのコンセプトがアメリカなのか私はいまだによくわかっていません。この記事書くためにクレジット見直したらギターとドラムがThe Collectorsでした。

3.VANILLAのリップ
作詞:能地裕子 作曲:直枝政太郎 編曲:菊地成孔

カーネーション直枝政と当時第1期SPANK HAPPYをやっていた菊地成孔によるアルバムの白眉。2年に1回くらいは聴きます。
ギター、キーボード、そして菊地成孔によるサックスのアンサンブルが素晴らしい。90年代屈指のトラックだと思います。しかし棒読みの歌ですべてが上書きされています。

あとこれもこの記事書いてて気が付きましたがこのアルバム音が良いです。

4.魔法を信じるかい?
作詞・作曲 広瀬香美 編曲:本間昭光

一部では意外とマニアックな曲を作ることで知られる広瀬香美と、ポルノグラフィティを手がける前の本間昭光によるスローテンポな佳曲。当然歌はひどい。
通しで聴いてるとこのあたりで歌の下手さがキツくなって一時停止する。

5.空に手をかざしたら
作詞:西脇唯 作曲:三木拓次 編曲:外間隆史冨田恵一

作曲陣の意味がよくわからないこのアルバムの中でも特によくわからない布陣です。そのせいか曲としてはコンポーザーの個性がどれも出ていない気がします。歌はだめです。

6.Interlude --success--

ストリーミング配信だとこの曲カットされていたりするみたいですが、安達祐実さんの歌唱指導をやっている時の録音?みたいな音声が流れます。

7.サクセス
作詞:嘉門達夫 作曲・編曲:本間勇輔

私はこの曲を聴くまで嘉門達夫が歌詞の提供をやっていたことを知りませんでした。インタールードを挟んでアッパーな曲調ですが、相変わらず歌が棒読みなのでアルバムの流れには特に影響ありません。

作曲の本間勇輔さんは存じ上げておりませんでしたが、このアルバムのクレジットの方々Google日本語入力で打ち込んでるとほぼ全員が変換サジェストされて凄いと思いました。

8.さよならコスモス
作詞:中山加奈子 作曲・編曲 朝本浩文

作詞にプリンセス・プリンセス中山加奈子。ギターの刻むリズムが心地よい佳曲です。しかしここに来るまでに果てしなく疲れるのであんまり聴くことがありません。

9.雨の日も嵐の日もハリケーンの日も
作詞・作曲:かの香織 編曲:高浪敬太郎

作詞・作曲はかの香織、編曲はこのアルバムが出た2年前にピチカート・ファイヴを脱退した高浪敬太郎

10.恋のマラソン・ボーイ
作詞:Nick Heyward 日本語詞:能地裕子 作曲:Nick Heyward 編曲:河野伸

Nick Heywardは知りませんでしたがHaircut 100のフロントマンでした。本当にどういう人脈なんだ。編曲は第1期SPANK HAPPYのキーボーディスト河野伸。ドラムはカーネーション矢部浩志

11.ホームタウン
作詞:能地裕子 作曲:かまやつひろし 編曲:サニーデイ・サービス

 やっと終わったよ、みたいな気持ちになるアコースティックなクロージング曲。上記のレビューにある通り演奏がサニーデイ・サービス全員です。

 

そういう感じでざざっと書かせて頂きました。興味の持たれた方は是非人生の43分を消費してほしい。とても43分とは思えないほどの疲労度を感じます。

軽い気持ちでソシャゲのスクショを貼ったら高尾山が実装されることになりました【Re:ステージ!の魅力】

2018年7月、私はいつものようにTwitterをしながら「ツイートすること特にないしソシャゲの画像でも貼るか」の精神でスクショを貼りました。

 

画像はこちらです。

f:id:yunastr:20180824234915j:plain

この再現度がすごい高尾駅の背景で和泉つばすデザインの女の子が高尾山に登っているシーンの画像は、アイドル部活動で全国大会を目指す中学生たちを描く作品・Re:ステージ!プリズムステップのものです。余談ですが筆者は多摩地域に住んでいたことがあるので高尾駅前のこの風景にはなかなかに思い出深いものがあります。

それと先に謝らせてほしいんですがマイナー呼ばわりした点については深く反省しています

さてご覧の通りこのツイートが一般アカウントにしては案外伸びました(1200RT)。これだけで終われば良かったのですが、事が動いたのはその翌々日でした。

 

 

あーあ、やっちゃった

ハタから見ればお笑いですが冷や汗かいたのはこっちの方です

その後1ヶ月はアプリの1周年があったり新曲が発売されたりとリステに色々と動きがありましたが背景は特に差し替わりませんでした。そろそろあの話なかったことになってるだろ…なかったことになっててくれ…頼む…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だめでした

 

やっぱりリステップはすげえやと思わされましたが、とにかくそういうわけで私としてはできるだけ多くの方にリステを好きになってほしいし、リステップを遊んでほしい。開発運営とイラストレーターさんに手間かけさせて申し訳ないので

 


リステの曲はサブスクで聴けるということ

 

いきなりゲームの話じゃないのかよって感じですが私がそういう消費者なのでこういう話からになります。それに今まで反応見てきた限りでもリステで一番取っ付きやすいと思います。

二次元アイドル戦国時代も一山越え、もはや二次元アイドル安土桃山時代に突入したとも言われる2018年ですが、リステの曲は他の様々なコンテンツに負けない個性とクオリティを持っています。1曲1曲の作り込み(特にKiRaRe曲)に関しては現存するコンテンツの中でもトップレベルと言っても過言ではないのではないか。

 

www.youtube.com

 

音源でもライブでも生楽器にこだわっているのも特徴で、2ndライブでは生バンドで3時間と予告しておいて結局4時間やって35曲すべての曲が披露されました

キャストさんの歌やダンスのレベルもかなり高くなっていて、これほど関係者の情熱や努力と世間的な評価が釣り合っていないコンテンツなかなかないんじゃないかと思います。

 

さてようやくこの文章で最も伝えたかったことに辿り着きました。リステはApple MusicやSpotify、ANiUTaなどのサブスクリプション(定額配信サービス)ですべての曲が配信されています。

少なくともファンの側からすればこんなに布教に便利なものはないので遠慮なく使わせてもらいます。

 

私はSpotifyに魂を売り渡しているので自分で作ったリストを貼っておきます。制限付きになりますが無料でも使えます。

 

Apple Musicはリスト作ってる方をお見かけしたのでこちらをお借りします。 

 

アニュータも全曲揃ってました。よろしくお願いします。

 

Re:ステージ!プリズムステップ、その独創性 

冒頭の運営のノリが変フットワークが軽いスマホゲームです。通称リステップ。元々リステは月刊誌コンプティークで企画が開始され、原作小説も誌上で連載されていましたが、先日連載が終了したため現在ストーリーはこちらに移っています。フルボイス。シナリオはどれもキャラクターの個性が出てて個人的にはかなり好きです。

 

一見するとスクフェスデレステ以降雨後の筍のように増えたリズムゲーに見えますが、思考型リズムアクションという独創的なシステムを搭載しています。これはもう見たほうが早いと思うので動画を貼ります。

www.youtube.com

 

おわかりいただけただろうか?ノーツの色を合わせるという斬新なシステムを。あまりの斬新さにスマホをぶん投げる人が続出しますがしばらくやってると案外できますし、その分達成感もあります。あるような気がします。ちなみにリステの声優さんは生放送で激ムズの最高難度をフルコンしていました。

あと他にも色々変なノリ多くてたのしいゲームです。

追記

思ったより記事に反応が多かったのでついでにこのゲームが極まった時のプレイも見ていってほしい気がするのでガチ勢の動画をお借りします。変だけど色々考えて作り込まれてるというのが伝われば幸いです。

www.youtube.com

 


 

リステのアニメ化が決まりました。一見は何番煎じかわからないアイドルコンテンツに見えるかもしれませんが、触ってみると本当に驚くほどの熱意を持って作られています。

うっかりマイナー呼びしてしまいましたがこうして見ているとやっぱりまだまだ評価されていいよなーと感じることしきりなので関心持った方は是非ちょっと手出してみてほしいです。

Re:ステージ!、よろしくお願いします。