中妹、いいね!、ガ合、フーコー、1975、エヴァ、プリコネ、B'z、キスでおこして、クオリディア・コード

そろそろ2020年上半期も終わりかけてるので1本の記事にはできなさそうなトピックをちょいちょい書きます。

トピック1個1個消化してると増えねえんだ、記事が。

サニーデイ・サービス『いいね!』

今年の春のトピックといえば、やはり、なんと言ってもこれでありましょう。『DANCE TO YOU』以降のサニーデイほどリアルタイムで追っかけられてることに感謝するロックバンドないよ。とにかく季節に合う。

The 1975『Notes On A Conditional Form』

普段はほとんど洋楽聴かないけどこれはよく聴いてる。リスニングのメイン環境がサブスクになった成果である。兎にも角にも曲が良い。

洋ロックの文脈はほぼ何もないので聴きながら調べてたんだけど、オアシスやレディオヘッドみたいなビッグネームが引き合いに出されててへえ~と感心している。

aiko「キスでおこして」

相変わらずaikoを聴いてる。たぶん今年も終わりまでずっと聴いてると思う。

aikoはサブスク解禁によって膨大な数のカップリング曲にアクセスできるようになっていて、我々はその偉大な山脈を前に、ただ立ち尽くすことしかできない。コアなジャンキーに言わせるとaikoの本領はカップリングにこそ発揮されている、というのは前から聴いていていたのでちょこちょこと消化しているんですが、今のところビビッときたのがこれ、ロージーカップリング曲「キスでおこして」。 耳に残る。

菊地成孔がラジオで流した「くちびる」のプロトタイプ曲と分析していた記事もありましたが…よくわからない…。

ガ合

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買いました~。

皆様おつかれさまでした、大切にします。

中妹

観たのゴールデンウィークだったかな?なんか身体が漠然とした何かを求めていたんですが、解答はこれであった。

いやー面白かった。記憶より3割増しで面白かった。バカすぎて最高。あんまり面白かったからOVAも買った。改めて観ると中妹って意外と自分のコアに近いところにあるんだな~という感覚が得られて良かった。お前は忘却しているが、"これ"で育ったことを身体が覚えているのだ。

このあと原作も買って、アニメ化部分まで読んだけど名和監督×雑破業×五組の凄さを思い知らされた感のほうが強かった。 続きまだ6巻あるけど読めるかな…

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フーコー

もう1個のブログにも書いてるけど、前から後期思想に興味があったフーコーをちょこちょこ読んでいます。ドレイファス・ラビノウ『ミシェル・フーコー ―構造主義と解釈学を超えて』が概観にちょうど良かったので、今はそのまま『監獄の誕生』をちょろちょろ読み進めてる。もうそろそろ読み終わるところ。

僕が哲学の本を読んでる動機の大きいところに、個体の自由や自律性と、その外部(環境・無意識・他者・力その他)との相関的な関係みたいなのがあるんだけど、後期のフーコーは扱ってるテーマが直にそれで、かつ方法論がユニークで面白い。前期はまだ一歩引いた客観的な態度だったのが後期に入ると歴史的・社会的な構造と結びついた生々しい権力の姿と、それと相関的に立ち上がってくる個人(客体)が議論の圏内に入ってくる、というイメージで捉えてる。

トピックとして面白いところを挙げると、なんとタイムリーなことにペストが扱われている。書かれているのは『監獄の誕生』第三部第三章。章題は「一望監視方式」。そう、フーコーの用語で最も有名であろう「パノプティコン」を説明している部分です。そこで引かれている歴史的・社会的現象が、「疫病による都市の大規模な封鎖」なわけです。ポストモダン思想かじった人なら現状見てフーコーを連想しない人はいないと思うが、まさか原書でここまで直接的に触れてるとは思っとらんかったよ。

ついでにちょっと補足すると、フーコーはここで自らが「規律・訓練(ディシプリーヌ)」と呼んでいる、近代における人間個人の管理技法が最も理想的に発揮されるのが、ペストによる大規模な都市封鎖が行われている状況だと主張している(フーコーは規律・訓練におけるペストを、社会契約説における自然状態と類比的に語っている)。

そしてカミュの『ペスト』やボッティチェリの『デカメロン』のようなペスト文学が引かれる。フーコーは『狂気の歴史』でもこの2作を引用してるらしいんだけど、どうもこれを見ているとフーコー的の思想の変遷としては順番が逆で、ペストの都市封鎖状態がフーコーにインスピレーションを与えたのかな、という気がしてくる。特にカミュなんか世代からして読んでないわけなかろうし。むしろ今はサルトルとかと並んで思想的にはあんまり重要視されなくなってるだけで、カミュの影響力って相当に半端なかったんだろうなという雰囲気がただよう。ドゥルーズもどこかでなんだかんだ60年代のサルトルは凄かったんだみたいなこと書いてたな。

さて、このような規律・訓練は封鎖状態では権力が民衆を抑圧的に管理するために使われるだけだが、平時になると今度は軍隊・学校・病院・工場などで有用性や生産性に寄与するものとして、様々な規則や試験、時間割、空間への人の配分などに変化していく。そして、ここでもう1つ個人的に面白かったのが、規律・訓練に敵対的に向き合う人々のイメージ。ここでは「反規律・訓練」という訳語に「だらしなさ」とルビが振られている。フランス語だとディシプリーヌに否定の接頭辞つけてindisciplineなのではないかと推測してるけど、このへんに趣味で哲学読んでる程度の人間の限界がある。ヤンキーや放蕩者やダメ人間のイメージに近いか。フーコーはベアスという13才の不良少年と裁判官との噛み合わないやりとりを引用している。

そういえば吉本隆明ポストモダンの思想家の中で例外的にフーコーを高く評価していた。ちょっと調べてもだいたい噛み合ってない対談のことしか情報出ないのが悲しいところですが。

アクセスしやすいところだと糸井重里が吉本の講演アーカイブをまとめたサイトにこういうのがある。

「フーコーについて」吉本隆明の183講演 - ほぼ日刊イトイ新聞 

しっかし中身はまあほとんど吉本の自分の思想の話しかしてない。フーコーの考古学の方法論もここまヘーゲルマルクスに接近させていいのかもよくわかっていない。ただ吉本の思想の概観としてはまとまってる。そのうち注釈つけて記事にするかもしれない。

ナナシス

そういえばアニメ化発表されたけど個人的には特に何も書いてなかったな。間違いなく自分が一番まともに追っかけてるコンテンツのはずだが。まあ実際のところおまえはほんとうに熱意を持っているのかと言われるとよくわからん。自分の心ほどわからんし信用ならんもんないよ、というのが僕の基本的なところです。そんなことより客観的にキャッチアップできてるという事実の方がよっぽど大事だ。

それはいいとして、最近、あー二次ドルコンテンツに次の世代に移ってきてるな、ってのを強く感じます。ナナニジとかCUEとかアイドリープライドとかね。ナナシスっていつまでも「アイマスみたいな偉大なる先達に続いて興った新興勢力」みたいなイメージが抜けないんだけど、やっぱりもう新しくてフレッシュとは言えんよなと思う。ひたすら永遠の未完の大器くらいの規模のまま推移してるからそう思うんだろうが。

ただ、やっぱりこれどこまで行っても、作品の本性からしてカウンター的というか、オルタナティブ的な作品だよなというのも一周してまた強く感じる。最近の世代の作品と対照させるとまたなんとなくナナシスのカラーが際立ってわかるようになってきた気がする。現行の作品でベクトル的に近いのはシャニマスあたりになるのかな。

いずれにせよ、単なる逆張りや借り物のコンセプトや間に合わせの熱量でやってるわけじゃないことはこの6年間で飽きるほど証明されてるわけだし、5年前にこの眼を奪った一瞬の閃光が解き放たれるのを見せてくれよな。

プリンセスコネクト!Re:Dive

2周年に合わせてプリコネ始めました。近年はほぼ零細アイドルゲーしか触ってなかったのでアプリの作りの洗練度に感心してる。キャラ的にはリノとシズルの狂気が特に好き。まさか令和の世にCV:阿澄佳奈の妹がいるソシャゲがあるとは想像してなかった。アニメももちろん楽しくみてます。 

B'z

自粛期間でYouTubeに色々と公開されてたので色々と観れるだけ色々と観た。

特にB'zのLIVE映像が非常にありがたかった。観たのは2018年のベスト選曲のライブ「B’z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-」で、フォロワーが参加して褒めてたので前から気になってた。

パフォーマンス自体や演出も凄いんだが、それより観客に対するサービス精神が尋常じゃなかった。歌と演奏だけで余裕でスタジアム沸かせられるであろうB'zというユニットがここまでやるのか?みたいな演出が次から次へと出てきて頭が追いつくことがなかった。 

エヴァ

BSプレミアムでやってた序とQ観たら存外に面白かった。オタクの濃さが濃さなのでいまだに近寄りがたかったんだけど、シン・ゴジラエヴァ文脈以外での庵野秀明観れたおかげか普通に面白く見れた。というか普通以上に面白かった。やっぱり一時代築いた作品ってそれだけの理由はある。

新劇だとアスカと加持さんの間になんの交流もなくなってるの気付けたりと意外に楽しくなってきちゃったので旧もちゃんと観るかな。 

クオリディア・コード

なんで観たんだろうねぇ……このアニメ……。

なんで買ったんだろうねぇ……この小説……。

でも面白いかどうかはともかくアニメは印象悪くなかったです。少なくともフラクタルと世界征服~謀略ののズヴィズダー~よりは観るべき中身あった。完成したものとしてはまあ悲惨ではあったけど、コンセプトは挑戦的だったし、キャラクターの魅力や声優の熱演とか光るところは多かった。面白いかどうかはともかく。

視聴後のノリで一番好感触だった千葉の兄妹をフィーチャーしたこれ買ったんだけど、案の定読み終わるまで非常に時間かかった。結局3ヶ月くらいかかったのか?内容自体は悪くなかった。というかラノベとしては明らかにちゃんとしてる。ただ単純に兄妹のイチャイチャ見たいという動機で手出した身には、渡航の実体験に基づくと思われるブラック企業世渡り大河小説を読み通すのはキツかった……。

関谷あさみ先生が延々と出し続けてるらしい同人誌買ったほうがいいかな。もう冊数多すぎてだいぶひるんでるんだけど。

★★★

そんなところでまた何か溜まったら書きます。