ゴールデンレトリバー撫でたい

一部記事再公開しました、あとは移転。

声優クラブディーヴァ楽曲コンテンツ『AKROGLAM』(アクログラム)が良さげ

(※記事再公開です)

(※追記)運営元(ドリコム)が明かされたので最下段に追記しました。この記事の被検索ワードでよく出てくる「アクログラム シャニマス」にも関連すると思われるので。

わりと気になる新規プロジェクトが見つかったので簡単に書いときます。

公式では「音楽と物語がクロスフェードするサウンドプロジェクト」と題されている、『AKROGLAM(アクログラム)』。

いわゆるキャラソンを軸としたコンテンツだと思います。ひなビタみたいなやつ。アプリゲーやアニメのようなプラットフォームを中心に置くのではなく、楽曲を軸にしつつテキストやドラマCDなどの媒体でストーリーを進行させていくタイプ。

さて、最近の新興楽曲コンテンツといえば何より勢いがあるのは電音部でしょう。このアクログラムもかなりクラブサウンド寄りです。

このあたりの音楽面に関しては、「リーティアの隙あらば音楽語り」さんによるこちらの記事がまとまっているので一読してください(大変参考になりました、ありがとうございます)。

ていうかこれ読んどけばこの記事読む必要ありません。

letia-musiclover.hatenablog.com

この記事で書かれている通り、身も蓋もない言い方をすればこれ要するにボーカリスト重視にした電音部です。クラブシーンの有名作曲家を招いて声優をボーカルに据えているコンテンツ。個人的にもポップス寄りで聴きやすかった。

ただ聴いてるうちにどっちかというとこのコンテンツの作りのほうに関心が向いてきたのでそっちを中心に書きます。

「歌姫」を主題としたコンテンツ

ボーッと聴いててハタと気付いたんですがこれコンセプトがアイドルじゃないんですね。なんというか少女性や未完成性みたいなところから距離が取られているというか。

最初に気になったのが、役で歌うことに実績がある大地葉さんがいることです。

Spotifyに極端すぎるのしかなかったがまあそれはいい。

つまりこれ純粋に歌が上手い声優集めてるのに加えて、歌い方のオーダーの影響も大きいんじゃないかなと思う。つまり歌唱に演技的なファクターが入って最終的なアウトプットになってる。で、そのオーダーがいわゆるDIVA的なシンガー。

こういう歌姫的な楽曲コンセプト自体はナナシスのKARAKURIとかでちょくちょく見かけるけど、コンテンツ全体のトーンとして統一してるのはあんまり見ない気がします。

個人的な好みでいうとこういうコンテンツで好きなのってもうちょいアニメっぽいというかオタクっぽいケレン味があるタイプなんだけど、なんか聴いてるうちに自分が二次ドル系に浸かりすぎだったんじゃないか?って気がしてきたのでもっとフラットに接するべきなのではと思いながらこれを書いています。

コンテンツのカラー

あと個人的に長く聴き続けるコンテンツ曲ってなんだかんだ楽曲以外の部分も好きな場合が大半なんですが(普通の洋邦アーティストで音楽以外のファッションとか趣味にも関心向くのに近い)、アクログラムはこっちのほうもわりと好印象です。

個人的には楽曲と同等かそれ以上に全体の印象を左右すると思っているイラスト。コンセプトアート的な部分はオシャレサブカル方向に振っていますが、イラストの絵柄自体は意外と二次元系っぽくてキャラクター自体の魅力がある。完全にシャニマス以降の絵柄ですね。あと地味に等身が高いのも特徴的だと思う。

ボイスドラマは完全に声優オタク向けっぽい。ストーリーは雑に言うとラブライブ型のオーディションバトル大会のプロ版です。

 

あとはユニットごとに二言三言です。

曲とユニット

MINERALS『Show Your Eyes』

読みはミネラルズ。

綺麗なMVですね。全体的に現代的YouTubeの感性という感じがある。

ちょっとキャプ撮らせて頂きました。

f:id:yunastr:20201011123322p:plain

作りはテレビアニメの静止画エンディング意識してるのかな?あと髪の毛など部分的にモーションつけるのはChilledCowみたいなVaperwave/ローファイヒップホップの24時間配信チャンネルっぽさも感じる。 

画面のモチーフはほぼ永井博の世界ですね。海辺のリゾート地を思わせる部屋、椰子の木、ネオンサイン、夏の匂い。シティポップというよりリゾートポップ。まあ言ってももう胸焼けするほど擦られ続けてる80年代モチーフなので綺麗だなぁ……で終わるといえば終わる。

個人的にはこの色使いが非常に好きです。エメラルドグリーン混じりの淡いブルーというか。

この光の色合いと窓の外の水平線からすると時刻は早朝ですね。太陽が昇り始める直前。 南のリゾート地だと日の出も早いので午前3時50分から午前4時台くらい。そういうイメージを伝えてくる。ちょっとホッパーの絵みたいなものを感じる。

んで、この何かが始まる予感が、おそらく物語の始まりに重ねられているのでしょう。

書く順番逆になったけどこれ歌ってるのが3ユニットのうちセンターのユニットで、コンテンツ始まって最初に公開されたのがこのMVらしいです。

曲調も夜っぽい低い温度感と、夏の朝みたいな清廉で透き通った透明感があります。

こういう楽曲コンテンツのセンターってわかりやすいアンセム的な曲が多いと思うんですが、こういうちょっと淡いカラーで静かな始まりを演出するのがオシャレエモーショナルでいいな~と思います。

RUBYSTAS『Sympathy』

読みはルビスタス。

うわ、宇多田だ宇多田。声優に宇多田歌わせたい大人がいるコンテンツだ。

前にも書いたけど僕は00年前後のJ-R&Bで育てられたので親の子守唄より耳馴染みがある曲調です。

これは完全に他のコンテンツで出してほしかった曲だな。どことどことどことは言わんが。

しかしこれ基本的にはオタクというか二次元寄りのコンテンツだと思うんだけど、こんだけアダルトな空気に振ったの相当思い切ったなと思います。これはさすがに一聴して声優の歌だと思える自信ない。

そういうところではこの絵柄とかアート的な部分、そしてストーリー(このユニットのシナリオ面白いです)が音楽の補足説明的に効いてくると思う。こういう多面的な表現が僕がこの手の世界観作った楽曲コンテンツ好きな理由の1つでもある。

それにしても大地葉さんすごいな。それとキャストで知ってるのあと鈴代紗弓さんくらいなんだけど全員演技も歌も上手い。ガルラジとかでも思ったけど今の声優ってほんとにいろんな人材が集まってるんだなと思う。

ASTRAM『イルシオン』

よし!オタクの曲!特に言うことなし!

とは言っても鳴ってる音はすごいですね。6、7年前くらいはまだ「作り込まれたクラブ系の曲にアニメ声が乗ってるのが嬉しい」的なシンプルな感情があった気がするんですが、今はもうそれ自体が1つの様式みたいになった気がする。そしてこの曲はそういう了解の上で作られてる気がする。

あとこのユニットが作中の前回優勝らしいんですがその辺のバックグラウンドもわりと一癖ありそうなのが良いなと思います。

その他雑感

★★★

だいたいこんなもんかな。

書きながら気付いたんですがこれ2020年9月10日スタート(リンク)でまだ1ヶ月くらいしか経ってないっぽいんですが、各種SNSYouTubeの数字が好調です。

Twitterはこれ書いてる時点でちょうどフォロワー1万人、YouTubeはShow Your Eyesの再生数がもうすぐ10万です。派手なプロモーションをしてない(たぶん)コンテンツとしては早いペースだと思います。

そもそもこれ楽曲も公式サイトもきちんと作ってあるのに運営母体も謎です。なんなんだろうね。

いずれにしてもせっかくの新規コンテンツなので届くべきところに届けばいいなと思います。

 

関連リンク

現時点までの楽曲は公式ツイートに配信サイトがまとめられています。

↓はいつもの自前プレイリスト

公式のプレイリストあったので差し替えました

↓あと各種公式サイト

(※2021/01/29追記)運営元が明かされました

運営元が明かされました。ドリコムです。

あくまで推測ですが、この記事の被検索ワードでよく出てくる「アクログラム シャニマス」に関連する可能性はあると思われるので、できるだけ客観的なソースに絞って簡単に触れておきます。

シャニマスのプラットフォームであるenzaは2020年2月までバンナムドリコムの共同運営でした(リンク)。また、シャニマスの開発元(の1つ?)とされている株式会社ノックノートは2020年10月にドリコムが一部を取得し、BlasTrainという社名になっています。(リンク1)(リンク2)。シャニのCDにも時期によってノックノートとBlasTrainがクレジットされているらしいけどこちらは未確認。

だいたいこんな感じです。

最後に、アクログラムはコンテンツ展開をあえてミステリアスにしていた一方でどこまで先の展開が構想されているのかがわからないというのが個人的に気になる点の1つだったんですが、内藤社長の発言で「中長期的にはIPとして育てたい」と明言されたのもちょっとほっとしました。

現在はCDが予約中です(このストアが開設された時点で利用規約ドリコムの名前が載っていたのほぼ確定してはいました)。

store.akroglam.com